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徒 歩 進 香[巡 礼]

ハマるぞ台湾!道教文化

[道教巡礼] 台中徒歩進香レポート

 

 

ここでは私が実際に参加した中規模徒歩進香の様子を、申込、参加からゴールに至るまで、事細かにレポート致します。実際の現場の雰囲気をぜひ感じ取ってみてください。今後徒歩進香に参加される方にも、参考にしていただければ幸いです。 

 

今回参加したのは、台中市豊原区にある媽祖を祀る豊原鎮清宮の徒歩進香です。

 

 

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※ 進香ってなにという方はこちらへどうぞ ※

 

 

[目次]

 

 

概要

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【豊原鎮清宮 大甲謁祖徒歩遶境進香活動】 

主催廟:豊原鎮清宮

出発地:豊原鎮清宮(台中市豊原区)

目的地:大甲鎮瀾宮(台中市大甲区)

開催時期:2018年9月28日-30日

開催期間:3日間

移動距離:約100km

参加費用:無料

特徴:12年目となる中規模の徒歩進香イベント

住所:台中市豐原區水源路9巷67號

アクセス:豐原駅前からバスに乗り、水源地バス停下車徒歩2分

Google マップ

 

 

申込

私は徒歩進香の情報の多くを、FB(フェイスブック)上で集めています。台湾ではFBの使用率がかなり高いため、アカウントを持っていない方はこれを機会にぜひ作っておきましょう。検索の際は、「徒步 進香」、「徒步 謁祖」、「徒步  會香」もしくは「徒步 遶境」といった単語で検索してみてください。

 

そのほか、ボランティアの医療グループやサポート車グループ、道教イベント関連情報のFBアカウントからも情報を得ています。さらに進香関連のLINEグループに参加していると、そこでも多くの情報が流れてきます。また進香中に知り合った徒歩進香仲間からの連絡で知ることもあります。

 

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今回はFBでこのような徒歩進香参加者募集の投稿を見つけました。徒歩進香は内々の信者だけで行われるものもありますが、このように外部に参加者を募るケースがほとんどです。募集をかけていない場合でも、直接廟に問い合わせればおそらく参加は可能です。ただ小規模で身内のみで行われる進香への参加はあまりお勧めしません。

 

鎮清宮の徒歩進香は年初めには決まっていたようですが、私が知ったのは開催の二週間ほど前でした。

 

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鎮清宮は台中市北部豊原区に位置する歴史のある媽祖の廟であり、毎年分霊元である“祖廟”の大甲鎮瀾宮へ歩いて里帰りしています。2つの廟はともに台中市北部に位置しており往復40kmほどの距離ですが、友好関係にあるほかの廟にも立ち寄るためにぐるっと遠回りをします。そのため、3日間で100km程度の距離となりそうです。

 

そしていろいろ調べてみると、豊原鎮清宮の徒歩進香は10年以上にわたり開催されており、徒歩参加者も千人近くにのぼる中規模の徒歩進香であることがわかりました。

  

しかし参加するためには解決しなければいけない問題もあります。金土日3日間の開催となると、まずは金曜日の休みを確保しなければいけません。さらにもう一つの大きな問題がありました。それは台風24号が、台湾に静かにそして着実に接近していたからです。

 

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開催期間中は大雨の予報が出されていたため、とりあえず申込は保留し、ぎりぎりまで天気を見極めることにしました。雨の中で歩くと足にマメができやすく、以降の徒歩進香参加に影響が出てしまうからです。しかし媽祖のご加護のおかげか、出発の数日前には24号は台湾を逸れるだろうという発表がなされました。(結果日本に直撃してしまったのですが...)

 

今回は時間もないため、事前に廟へお参りと申込に行くことはあきらめ、電話により詳細を確認をした後、LINEで申込書の写真を送付しました。

 

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申込書には、氏名、電話番号、パスポート番号、生年月日、住所を記入します。これらの情報は保険に加入する際に必要になるようです。申込番号の返信を受け取って、申込は完了です。

 

今回の進香イベントでは、帽子などの進香グッズや食事、保険などの参加費は無料です。一般的に徒歩進香での参加費は500~1000元程度ですが、最近は無料のイベントも多くなっています。イベントにかかる費用には、信者の方からの寄付や廟で行われる儀式などでの収益が充てられています。通常無料の場合でも、一部参加者は相当する参加費をお賽銭箱にいれたり、賛助費や点心費の名目で寄付をおこないます。

 

大甲媽祖では、陣頭など進香の費用の多くを「頭香」「二香」「三香」などの権利を持った個人や団体が担い、「頭香」の負担は3千万円ぐらいになります。2019年には鎮清宮が「賛香」を務めました。

 

白沙屯媽祖でも進香イベントのまとめ役となる「爐主」が志願者の中から選ばれ、こちらも1、2千万円の費用を負担するようです。

 

また事前に直接申込に行った際は、廟の関係者や信者の方々と交流することをお勧めします。そうすることで知り合いが増え、進香中に声をかけてくれたりとより進香を楽しめるようになるからです。信者の方というとちょっとかまえてしまいそうですが、多くは近所に住む老人の方々です。台湾の廟の多くは、老人たちが集まる日本でいうところの集会所のような役割を担っています。

 

 

進香(初日)

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出発当日朝早く廟に着くと、すでに多くの参加者が集まっています。

 

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まず最初に媽祖へ参加のご挨拶します。そして香油箱(賽銭箱)にお賽銭を入れました。

 

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次に受付に向かいます。事前に聞いていた受付番号と名前を伝えます。その場で帽子、タオル、シャツを受け取り、廟の陰で着替えをしました。

 

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参加者のための朝食も用意されています。

 

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出発の儀式が始まり、廟は熱気に包まれ始めました。

 

しかし他の参加者の方の話によると、今年は例年に比べ大きく参加者が減少してしまったそうです。あまり詳しくは書きませんが、廟内で対立があり半分ほどのグループが不参加を表明しました。廟内の揉め事と言えば、たいていはお金がらみです。

 

見回したところ、今年は歩きの参加者(交代での歩きも含む)が300から400名ほど、往路のみの観光バスでの参加者が1000名ほどでしょうか。私のような個人で参加している人たちは、ざっと3、40人ぐらい。その中には、3日間媽祖の後ろをずっと歩き続けた78歳のおばあさんもいました。

 

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いよいよ出発です。出発してしばらくは、観光バスグループも一緒に歩いたため、路上は進香団で埋め尽くされています。

 

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それから少しの間は、媽祖の後ろを歩きました。やはりこの場所が一番進香団の雰囲気を感じ取れる場所です。

 

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一般的な徒歩進香では、神輿が神様を載せて進みます。しかし今年の進香は、残念ながら神輿の姿を見ることができませんでした。その代わりに写真のような背負子で媽祖を背負う形になっています。理由は先に述べた廟内の対立が原因です。しかしそれでも、媽祖と共に歩むことに変わりありません。ただ所々で行われる「鑽轎腳」の様相が多少変わってきます。

 

また媽祖の近くは、当然歩く人も多くなり混み合います。そこでしばらく歩いたら、敬虔な信者の方々に場所を譲り、私は媽祖を追い越して先頭を進む頭旗の近くを歩くようにしました。ペース配分的にもここが一番楽かもしれません。

 

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頭旗グループまで追いつきました。その後はずっと頭旗の後ろを歩き続けます。ちなみに頭旗グループは、頭旗1名、頭燈2名、三仙旗2名で構成されています。交代制となっており、もう一つのグループは車で移動しています。

 

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この表は進香団に参加するグループの一覧です。

頭旗グループ、龍旗グループ、刺繍旗グループ、音楽車グループ、花車グループと言った陣頭や、医療ボランティアグループ、交通整理グループ、清掃グループ、撮影グループ、サポート車グループなどに分かれています。その大部分は信者やボランティアによって構成されています。

 

今回は半分のグループが不参加となったことで、多くはほかの廟から応援に来たグループになっています。廟で行われるいろいろなイベントは、友好関係にある廟同士の助け合いで成り立っている部分も大きいのです。

 

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立ち寄り先(停駕地)である廟に到着し、お参りを済ませた後ここで休憩です。昼食や夕食の休憩は1時間、それ以外は20分程度の小休憩ですが、時間調整のためにそれが長くなったり短くなったりもします。

 

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立ち寄り先の廟では飲み物や軽食が用意されています。これらはそれぞれの廟が進香団をもてなすために準備をしています。これが停駕地ごとに行われるため、進香は歩けば歩くほど太ると言われるのはこうした所以です。

 

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小休憩後また歩き、

 

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廟に到着してお参り、

 

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また軽食をいただきます。

 

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軽食をいただいている間に、頭旗グループが先へ行ってしまいました。交通整理グループの方に進んでいった方向を聞きながら後を追いかけます。

 

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観光バスグループを追い越し、

 

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龍旗グループを追い抜き、

 

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ドナドナ(服務車)の誘いを振り切り、

 

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頭旗グループに合流し、次の廟に到着しました。

 

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そしてここで昼食休憩になりました。

ほんとに食べてばっかりですやん!

  

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昼食休憩も終わり、頭旗グループの人たちと話をしながら歩き続けます。しばらくして「頭燈を持ってみる?」とお誘いをいただきました。頭燈を肩に抱えながら、頭旗の後ろをペースよく進みます。周りから写真を撮られたりすると、ちょっと申し訳なさを感じたりもしました。

 

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何度目かの軽食休憩が終わり大甲の街中に入ると、大甲鎮瀾宮からお迎えの報馬仔がやってきました。

進香団の到着を周りに伝える役目を担う報馬仔の後をついて歩きます。私はこの媽祖廟独特の存在である報馬仔がすごく好きなんです。この役目は神様から選ばれた人しか行うことができません。一風変わった格好やメイクをして、裸足で歩いています。

 

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日が落ち暗くなりはじめた大甲の街、幻想的な雰囲気に包まれる中、報馬仔の後をついて歩いていると、疲れなど忘れ、そのゆったりとした時間の流れに酔いしれていました。

 

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そしていよいよ目的地である大甲鎮瀾宮に到着です。ここは台湾に数多ある廟の中でも指折りの廟になります。媽祖廟で言うと、 大甲鎮瀾宮、北港朝天宮、鹿港天后宮、新港奉天宮、白沙屯拱天宮、西螺福興宮、台北關渡宮、彰化南瑶宮などが有名ですね。

 

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お参りを済ませた後は進香団の人たちと夕食です。夕食後は廟周辺のお店を見て回った後、近くにある香客大楼(宿坊)に向かいました。

 

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香客大楼の一室の写真です。それぞれの部屋は各グループごとに割り当てられており、ここは個人参加者の部屋になります。ここの宿泊費は清掃費の100元のみだそうです。

 

シャワーを浴び、シャツとタオルを洗い、足のケアを済ませた後は、同室の人たちと進香談義に花をさかせました。

 

 

進香(二日目)

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二日目は集合時間が早まり、6時に廟に集合です。5時起きで出発の準備をして香客大楼を後にしました。進香中のこうした様々なアナウンスはみな台湾語で行われるため、周りのメンバーに確認を怠ると置いてけぼりとなりそうです。

 

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廟の地下の部屋では、朝早くから朝食が準備されていました。

 

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大甲鎮瀾宮の媽祖に出発の挨拶をします。

 

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早朝にもかかわらず、みなさん疲れを見せず出発の準備万端のようです。

 

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この世界では非常に有名な大甲鎮瀾宮のお偉いさん(標哥)も見送りに出てきました。

 

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そして二日目も歩き始めは媽祖の後に続きます。

 

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しばらく媽祖と歩いた後は、初日同様頭旗を追いかけます。しかしなかなか姿が見えません。天気はとても良かったのですが、台風の影響もあり風がやや強い一日となりました。

 

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歩き疲れた人を乗せたり、荷物を預かってくれるサポート車です。ドナドナはボランティアのグループですが、こちらは廟側が準備したバスです。言ってみれば大きいドナドナでしょうか。今回私は荷物を預けずに、ずっと背負って歩き続けました。

 

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人手不足の折、この日から頭旗グループにスカウトされ臨時メンバーとなり、ローテーションに組み込まれました。頭旗グループのメンバーは2交代制で、休憩時は車で移動します。私は荷物を背負いながら全行程を歩き通し、なおかつ旗持ちまでやることは正直少々きつかったのですが、媽祖の計らいだとお受けしました。

 

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私の相棒の進香バッグです。

 

以降の行程は初日と同じになります。 

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廟をお参りし、

 

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軽食をいただき、

 

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歩いて歩いて、

 

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昼食休憩です。

 

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なんとビールまで、至れり尽くせりですね。

二日目は目的地到着予定時刻が夜10時半と長丁場となるため、アルコールで気合をいれます。

 

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辺りが暗くなった頃、なんと頭旗を持つ役目を担わせてもらいました。進香団の先頭を歩くというのは、気分がいいものですよ。

 

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そしてようやく二日目の駐駕地(目的地)に到着です。最後の方が足の裏が痛み、かなりきつい歩きとなりましたが、頭旗グループや医療ボランティアグループの人たちと話しながら歩き続けたことで、楽しい時間を共有できました。ただ一つ、途中で行われた盛大な花火の撮影をうっかり忘れてしまいました...

 

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本日の駐駕地の廟には香客大楼がないため、個人参加者たちは廟の中で場所を探して寝ることになります。グループでの参加者たちは近くの学校で就寝となったようです。

 

寝る前に洗面所で身体を拭き、洗濯をして、足のケアを行いました。この寝場所はほかの徒歩参加者のおばちゃんたちが、親切に探してくれました。廟の中には、進香団のために写真のような段ボールやシートが用意されているところがあります。今夜は神様の足元で就寝です。

 

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今回は期間も短いので、写真左のアルミマットは持参しておらず、右のアルミシートとシーツで就寝です。

 

 

進香(最終日)

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最終日は朝7時に出発予定でしたが、4時には目を覚まし準備を始めました。目を覚ましたというよりは、4時に鳴り響いた鐘の音に起こされたと言った方が正しいかもしれません。

 

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本日も早朝から朝食の準備をありがとうございます。

 

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最終日の歩きがスタートしました。本日は豊原の街中を練り歩きます。距離的にもそれほど長くないため、気持ちも多少楽です。

 

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最終日は廟だけではなく、店舗や事務所、レストランなどにも立ち寄りました。

 

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最終日も交代で旗を持ち歩きました。信号などで停止中は旗を地面につけてはいけないため、靴の上に置きます。

 

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医療ボランティアグループの方々も進香団に付き添って歩いています。

 

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警察や交通整理グループのメンバーの方は、進香団を先回りをして安全確保に務めていただけました。

 

 

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龍旗グループのご老人たち。二交代制とは言え、歩き続けることは決して容易ではないはずです。

 

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管楽器グループのおばちゃんたち。コメントは差し控えます。

 

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環境に配慮した、大音量で爆竹の音を鳴らす機械です。

 

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進香の途中、献花の儀式が行われました。

 

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この儀式の最後にはお菓子の奪い合いが行われ、一部の人たちが血相を変えてお菓子を袋に詰め込み、多くの人たちはそれを呆れ顔で見つめていたのが印象的でした。もちろん私も参加しました。

 

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徒歩進香では、このような「結縁品」と呼ばれるものをいただく機会も多くなります。

 

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空が漆黒に染まるころ、2日前に出発した懐かしの場所へいよいよ戻ってきました。ゴールの廟に近づくと、盛大に花火が打ち上げられます。廟では多くの人たちが進香団の帰りを待っています。

 

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そして感動の徒歩進香ゴールです! 感謝の想いを胸に媽祖に手を合わせます。

 

こうして3日間の徒歩進香を終え帰途につきました。進香3日間のトータル歩数は156,081歩、距離に換算すると約110kmです。

 

 

最後に

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頭旗グループのみなさんと

 

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徒歩進香仲間のみなさんと

 

このたびの徒歩進香では、頭旗グループや個人参加の方々など、いろいろな人たちと知り合い、また連絡先を交換しました。そして次の徒歩進香で会う約束を交わしました。

 

今回は中規模の進香イベントでしたので、実際皆さんが参加されるであろう大甲媽祖や白沙屯媽祖のような大規模な進香では、状況が大きく変わってきます。参加者の人数はもちろん、爆竹や花火がけた違いに増え、沿道ではボランティアの方々が食べ物や飲み物を準備し、進香団の到着を待っています。また「鑽轎腳」を待つ長い長い行列ができるので、必然的に進行は予定よりも大幅に遅れることになります。

 

徒歩進香は、媽祖の誕生日前後となる3~4月頃に集中しますが、次に多いのが10~11月です。冬は年越しで忙しく、夏は暑いせいからかもしれません。

 

徒歩進香も終わり自宅の部屋に戻った後は、痛む足のケアしながら、また次の徒歩進香の道へと思いを馳せるのです。

 

 

 

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